
「未曽有の大不況に独立起業しました。早速食べ物に困っています・・・」
《おごられる人》 ハラペコNo.002: 志連博彦(しれんひろひこ) さん (30歳)
《おごる一品》 東京渋谷:GORO’S DINER(ゴローズダイナー)宇田川町店の”スペシャルバーガー”
《お値段》 1,700円(税込)

名前: 志連博彦(30歳)
現住所: 神奈川県 出身:福岡県
職業: クリエイティブディレクター
好きな食べ物: ハンバーガー(アボガド入り)
お気に入りの飲食店: HI.SCORE Kitchen
一ヶ月の食費: 30,000円
ホームページ: SCHEMA(スキーマ)

GORO’S DINER(ゴローズダイナー)宇田川町店は、渋谷東急ハンズ近くの路地にある赤い看板のお店。外はビニールシートで囲まれたテラスがある。

本店は外苑前にあり、二号店であるこの宇田川町店は2008年11月25日にオープンしたばかり。

店内は小さめで、カウンター席とテーブル席、テラスも合わせて20席ほど。内装はレンガと木で温かみのあるつくり。

こちらが今回のハラペコさんの志連博彦さん。ここに来るのは初めてだが、とにかくハンバーガーが好きだという。

ハンバーガーの価格は、1,100円~1,700円くらい。今回選んだのはもちろん一番高い1700円の”スペシャルバーガー”。

飲み物は別料金だが、ハンバーガーにはやっぱり炭酸でしょ、ということでジンジャーエール(450円)を注文。志連さんはカフェラテ(650円)を頼んだ。

気さくで明るいスタッフのおねえさん。

スペシャルバーガー登場。横幅は普通サイズだが、高さが凄い。これをつぶして食べるとのことだが、どう見ても口に入る大きさにつぶれそうにない。

大好きなハンバーガーを目の前に、いい笑顔の志連さん。

大きな口でかぶりつく。

「・・・・・。」 (しゃべれない)
「・・・うまいっすねこれ。ベーコンが分厚い。」

一口かぶりつくと、肉やアボガドがはみだしてくる(笑) しっかりした食感のハンバーグパティは、シンプルながらスパイスが効いていて、そのままでも十分ウマい。

チェダーチーズとゴーダチーズ、2種類のチーズが入っている。天然酵母のパンは、食感が違う。

わたしはスペシャルバーガーを食べれる自信がなかったので、レギュラーバーガー(1250円)を食べた。それでも十分なボリューム。

右がオーナーシェフの吉沢さん。取材の旨を伝えると好意的に話してくれた。お客さんはデザイン関係の仕事をしてる人が多いとのこと。オリジナルのTシャツがかわいい。このTシャツは店頭で販売もしている。

カウンターの上には日本酒がズラリ。夜はお酒も豊富なので、お酒をのみつつ、シメとしてハンバーガーを食べる人が多いらしい。

満足げな志連さん。ごちそうさまでした。
実は、今回「おごるTV」オープン前のハラペコさん募集で、300人近くの応募があった中、”ハンバーガー”を選んだのは志連さんだけだった。
「絶対、ハンバーガーです!」「とにかくハンバーガーが食べたいんです!」と、執拗に繰り返し主張された応募メッセージを見て「金額ではなく、純粋に好きなものを食べたい」という想いが伝わってきたからで、決してこちらが安上がりだから選んだわけではない(はず)。
今回選んだお店は、ハンバーガーマニアには有名な「GORO’S DINER(ゴローズダイナー)」宇田川町店。本店は外苑前にあり、こちらは2008年11月に2号店としてスタートしたという。
── はじめまして。志連さんは起業したばかりと書いてありましたが・・・
2月末で勤めていた会社を辞めて、今まさに起業の準備中です。現時点では1人なので、フリーランスと変わらないんですが、追々仲間が加わることになると思います。
── 起業しようと思ったきっかけは?
タイミングが急にやってきたというか・・・
最初は、1年半くらい前に、友達から「一緒にやろう」と相談を受けて、そのときはピンときてなかったんです。いや、無理でしょ、と。今まで自分が独立するなんて考えていなかったので・・・。
でも、その半年後にまた相談されたときに、出来る出来ないではなく「やったほうが楽しいだろうな!」という考えに変わったんです。
── それでは会社に不満があったとか、そういうことではないんですね。
全くないですね。円満退社です(笑)
前いた会社にはすごく魅力的な人たちが多く働いているので、今後も一緒に働けるといいなぁって思っています。
── 前の会社名って聞いてもいいんですか?
ロフトワークという会社です。クリエイターのコミュニティサイトなどを運営している会社です。
── ロフトワーク!知ってます。そうだったんですね。そこでは、どんなお仕事をされていたんですか?
僕の場合、大学を出たあと専門学校に行って、デザインの勉強をして、最初はデザイナーとして就職したんですが、そこが相当厳しい労働環境だったんですよ。
まさにクリエイティブの現場って感じで。
その時に、なんでクリエイティブなお仕事をしているのに大したお金にもならず、労働時間も長いの?と。もう、自分でちまちまやっていたらダメだと思い、ディレクター職に転職を決意しました。その会社がロフトワークです。
ロフトワークという会社に入った1番の理由は、”クリエイティブの流通”を企業ミッションを掲げていたので、そこに強く共感しました。
── これから活動していく「SCHEMA(スキーマ)」という名前の由来は?
SCHEMAという言葉は、仕組みとか構造とか、物事の捉え方みたいな意味なんですけど、そういったものを組み合せたり、つなげてみたたりして新しい SCHEMAを
生み出していけたらいいな、っていう。だから、活動理念を「CREATE SCHEMA」にしました。わかりやすく言うと「新しいSCHEMAを定義していく」ってことです。分かりづらいですか?(笑)
たぶん活動を通してこのメッセージが伝わると思っています。メインはディレクション業務になると思いますが、自分達でサービスやコンテンツを立ち上げてみたいです。
── ところで、今回なぜハンバーガーを選んだんですか?ハンバーガーへのこだわりが凄いと思ったんですが。
ハンバーガーって、一般庶民にも違いがわかりやすいんですよ。
大人になってくるとちょっといいもの食べれるようになるじゃないですか。フォアグラとかトリュフとか・・・。でも、正直そういうのよくわからないんですよね(笑)
でも、ハンバーガーって、1,000円を超えてくると全然味が違うんんですよ。まず、肉汁が違うんですよね!染み渡る感じが。(笑)
── なるほど。普段からよく食べるんですか?
ここに来るのははじめてですけど、よく行くのは、下北沢のヴィレッジ・ヴァンガード・ダイナーです。アボガドバーガーをよく食べますね。アボガドが入ってるのが好きなんです。
── ハンバーガーにはまったのはいつから?
いつなんでしょうね・・・。今思い返すと、僕が中学生くらいのときに、マクドナルドの普通のハンバーガーが60円だか80円のときがあったんですよ。
── あったあった!
で、それを2個買ってきて、自分でチーズとかトマトとか入れて、あと、焼き鳥のタレみたいなの売ってるじゃないですか、あれを入れるとテリヤキ味になるんですよ。そうやって自作テリヤキバーガーつくってましたね(笑)目玉焼きとかも入れたり・・・
── そこまでしてたんですか(笑)中学生の頃ってことは、実家のキッチンでやってたんですよね。
そうですね。勝手に冷蔵庫開けて。
── ご兄弟とかいらっしゃるんですか?
弟がいます。弟は小学校の教員なんです。
── 公務員ですか。
実はこの前、弟と一緒に買い物に行ったんですが、ヨドバシカメラのカードを見たら、右上になんか小さい文字が入ってるんですよ。「それ何?」って聞いたら、教員の組合か何からしく、それに入ってるとポイントが一般より数%高くなるらしいです・・・
── そんなのあるんですか!知らなかったです・・・
正直、なんでこんなに公務員ばかり優遇されなきゃいけないんだ!?と、格差を感じました(笑)
── 弟さんは何歳なんですか?
25か26歳くらいですね。しっかりしていて面倒見がいいです。
いや、昔は弟もやんちゃだったんですよ。サッカーばっかりやってて。で、父親とも仲悪かったのに、最近実家帰ったら仲良くなってってるんですよ。教員になると同時に・・・
── え。それは、社会的にだけでなく、家庭内でも公務員優遇があるってことですか?
やっぱり、そういう世の中ですよねー(笑)
── 実家はどちらなんですか?
町田です。1年前まで実家にいたんですが、今は実家を出て彼女と一緒に暮らしだしました。
── お。結婚は?
いや、まだ、すぐに結婚は考えていないです・・・
でも、正月に実家に挨拶に行ったんですよ。結婚とか関係なく、単純に正月の挨拶にって思ってたんですけど、うちの親としては「挨拶に来る」イコールそういうことだと思ったらしく・・・
── そりゃ親は期待しますよね。
実家に行ったら、まあ、そういう豪華な料理が並んでて、「あけましておめでとうございます。」とだけ伝えて帰ろうとしたら、ちょっと待て、と(笑)
「え?」「それだけ?」って目を丸くされましたね。そのときに、やっぱり親って期待してるんだなぁ・・・と思いました。
── それまで彼女をご両親に紹介したことはなかったんですか?
ないですね。今の彼女とは紆余曲折ありながらも計6年近く付き合ってるんですけど、一度も紹介したことなかったです。基本的に、うちは何でも報告しあう家ではないので、いるともいないとも言ってなかったんですよ。実家にいても父親とはほとんど話していませんでしたし
── 男の人ってお父さんとあまり話さない人多いですよね。
そうですね。実家にいても、仕事から帰ってくるのが遅かったので、食事も完全に別でしたし・・・何か話すことがあっても、母親を通して伝えるという感じでした。
── お父さんは何をしてる方なんですか?
確か、銀行で働いてます。融資担当みたいな・・・
── え。じゃあ、お父さんに融資の相談すればいいんじゃないですか。
そうなんですけどね(笑)
── 仲が悪いというわけではないんですよね?
まあ、そうですね。
実は、僕が小学校の3年くらいに、父とサッカーをやっていて、僕が蹴ったボールで父が足を折っちゃったんですよ。
── えええええ!
それで入院して以降、あまり会話した記憶がないです。
── ちょっと、それ、もう和解しましょうよ!何十年経ってるんですか(笑)
父は全く気にしてないと思うんですが、自分の中では強い記憶に残っていて・・・
まあ、退院した後に父が単身赴任になって、赴任から戻ってきたときは、僕が思春期でとかが重なったんですかね。
── 反抗期だったわけですね(笑)
そうですね。
でも、今は父親のことをものすごく尊敬してますよ。感謝もしています。
── 一緒に飲みに行ったりすればいいじゃないですか。
いつかは行きたいですけどね。その前に、ちゃんといろんなことを報告できる状態にしておかないとですね。
今はとてもじゃないけどそのタイミングではないですよ。いやー、準備は大事ですよね、何事にも(笑)
── きっと、結婚して子供とかできると変わるんじゃないですか?
それはあるかもしれませんね。
── というか、お父さんに「おごるTV」見られたら困りますよね。お父さんはインターネットするんですか?
しますね。ヤフーオークションとかよくやってます。株とかも。
── じゃあ、もしかすると何かのきっかけで見てしまうかもしれないですね。
そのときは開き直ります(笑)
── 何かPRしておきたいことがあれば、どうぞ。
今後、僕の名前を見かけたら無駄に声かけてみてください!
変わった名前なんで記憶に残りやすいと思います。
── 最後に、感想をお願いします!
こんなに自分のことを全部話してしまうとは思ってませんでした。(笑)
食事の時間というのはついつい心がゆるんでしまいますね。
GORO’Sのスペシャルハンバーガーが特別美味しかったからですね!
── ありがとうございました!
[編集後記]
今回は、前回の資生堂パーラーとは違って、誰でも気軽に入れるお店での取材。
スタッフの対応含め、お店の雰囲気があたたかく、まわりのお客さんの声を聞いても、終始笑い声が飛び交っていました。
志連さんは、共通の知り合いも多いこともあり、はじめて会った気がしなかったです。ついつい話もはずみ、ついつい閉店時間まで居座ってしまいました。
TEXT BY:トミモトリエ
掲載日:2009.03.16
- 店名
- GORO’S DINER (ゴローズ ダイナー)宇田川町店
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町11-11 柳光ビル 1F
- 電話
- 03-3770-1056
- 営業
- 火~土 昼 11:30~15:30 8:00~19:30 / 夜 17:30~23:00
日・祝 昼 11:30~15:30 8:00~19:30 / 夜 17:30~22:00 - 定休日
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