No.005:お笑いコンビ「ほうらい」の山崎豊さんに、鰻の名店「いづもや」で限定10食の”大蒲焼2匹付うな重”をおごる

神田 いづもや

「芸人をやっているのですが、お金がなくて美味しいものが食べれません。」

《おごられる人》 ハラペコNo.005: ほうらい 山崎 豊さん (25歳)
《おごる一品》 東京神田:いづもや 神田本店”限定10食 大蒲焼2匹付うな重”
《お値段》 2,415円 (税込)

   

山崎 豊(ほうらい)
    
名前: 山崎 豊(ほうらい)(29歳)
現住所: 東京都新宿区 出身:長野県諏訪市
職業: お笑い芸人
好きな食べ物: うなぎ、寿司、うどん
お気に入りの飲食店: はなまるうどん、松屋、千代作(ラーメン屋)
一ヶ月の食費: ?円
ホームページ: ほうらい山崎のブログかブログじゃないかで言ったらブログです。

     

神田 いづもや
JR神田駅から徒歩4分のところにある、創業昭和21年の鰻の老舗「いづもや」神田本店。

ほうらい
右が応募者の山崎豊さん。左は付き添いで来た相方の小野裕太さん。

神田 いづもや
この店のおすすめは、ランチタイムの特別サービス、2,415円の「大蒲焼2匹付うな重」。限定10食なので、開店時間に行かないと間に合わない。
※この日はわたしたちで最後だった(ギリギリ)

神田 いづもや
これがその「大蒲焼2匹付うな重」。2匹分のうなぎが狭そうに重に入っている。お吸い物は肝吸いか赤出しが選べる。

神田 いづもや
小野さんが身長178センチ山崎さんが180cmと、2人共身体が大きいので、うな重が小さく見えるが、実際はものすごいボリューム。

神田 いづもや
2人でどうやって分けるか考える。
「・・・じゃあ、俺が上食べるからお前下ね。」
「なんでだよ。」

神田 いづもや
1匹ずつ横に半分に分け、順番に食べる。先に食べる山崎さんを横目でうらやましそうに見る小野さん。

神田 いづもや
箸を入れるとホロっと崩れるやわらかさ。

神田 いづもや
「これは・・・うまい」

神田 いづもや
次は小野さんが食べる。とにかく食べることが大好きだという。

神田 いづもや
いい笑顔で美味しそうに食べる。

神田 いづもや
うなぎにはやっぱりお吸い物。肝吸いがおいしい。

神田 いづもや
いづもや秘伝のタレは、さらっとしたあっさり系。油がのったうなぎの旨さを引き立てる。

神田 いづもや
1人で食べるにはかなりのボリュームだが、2人で食べるには物足りなさそうだ。

神田 いづもや
並んで本館と別館があり、こちらはテーブル席の別館。本館は座敷で、ランチもコースメニューになる。

神田 いづもや
うなぎ百選会員店の看板。

神田 いづもや
ごちそうさまでした。

5回目のハラペコさんは、「ほうらい」というコンビ名で活動している若手お笑い芸人の山崎豊さん。
おごるTVは1回に1名にのみしかおごれないというルールだが、「ひとつのうな重を2人で分けるので。」というので、今回は特別に相方の小野裕太さんも付き添いで来てもらうことになった。
  
コンビを組んでまだ1年という2人。定期的に路上ライブなど行うが、まだ大きな仕事が取れるわけではなく、お金がないという。たまにはおいしいものが食べたい!ということで、神田にあるうなぎの名店「いづもや」にやってきた。
     
── コンビを組んでどれくらいなんですか?
  
山崎:去年の5月からなんで、もうすぐ1年くらいですね。
    
── どういった経緯でコンビを組むことになったんですか?
  
山崎:2人が出会ったのはmixiです。
元々、お笑いがやりたくて、mixiのプロフィールのところに「相方募集」って書いてたんですけど、こいつが「相方募集」で検索をかけて、一番上に来たのが僕らしいですね。
 
小野:まあ、こいつでいいや、って。
   
── 会った第一印象ってどうだったんですか?
  
小野:第一印象めちゃくちゃ悪かったすよ。いきなリ待ち合わせに40分遅刻してきましたから。
  
山崎:いや、僕、普段から遅刻魔なんで、遅刻くらいで怒るやつだったらコンビ組んでいくの無理だと思って、逆に遅れていったんです。
そしたら、まんまと待ってて、怒るかなと思ったら全然怒らなかったんで。
  
小野:いや、ちょっと言おうかなと思ったんですけど、彼も彼で、黒いニット帽かぶってグラサンで、上下真っ黒だったんですよ。で、でかいじゃないすか。言えないですよ。
     
── 怖かったんですか(笑)
 
小野:ちょっと怖かったっすね。
      
── 「ほうらい」ってコンビ名の由来は何なんですか?
 
小野:僕が1人で「蓬莱(ほうらい)」という名前でお笑いをやってたんです。
その時すでにその名前でライブに出る予定が入っていたので、とりあえず仮で、コンビ名にしておくかってことになって、漢字が難しく読める人があまりに少なかったので、ひらがなに変えて、今に至るというか・・・
由来は、僕の中学校の名前なんですけど。
 
山崎:これ、聞かれる度に少しヘコむんですよ。僕の要素全く入ってないですからね。
      
── 改名はしないんですか?芸人さんてコンビ名変える人多いですよね。
 
山崎:事務所に入ったときに、マネージャーさんにコンビ名変えようって言われて、何十個も考えて持っていったんですけど、全部却下されて(笑)結局ほうらいのままですね。
      
小野:その時、彼の家族が一生懸命考えてくれたんですよ。
   
── ええっ。家族が考えてくれたんですか?
 
山崎:そうですね。うちの家族は結構応援してくれてるんで、メール送ったら考えてくれて・・・
  
小野:でも、彼の親父さんが考えてくれたやつが、古いんですよ(笑)「ウルトラセブン」とか「ストロングなんちゃら」とか。あと、ねーちゃんが考えてくれた「鉄板ギャグマシーン」っていうのもあったんですけど、僕ら一発ギャグとかやらないんで、コンビ名でハードル上げる必要ないんじゃないかっていう・・・
 
山崎:売れるジンクスがあるんですよ。例えば、最初がアカサタナからはじまるとか、「ン」が2個入ってるとか、濁点が入ってるとか、2回繰り返すとか。
なのに「ほうらい」は一個も当てはまってないんですよ。(笑)
   
── 今回このお店を選んだ理由は?
 
山崎:うなぎ好きなんですけど、高いか食べられないじゃないですか。やっぱりおごってもらうなら寿司かうなぎだと思って、ネットで検索しました。「うなぎ」「名店」で。
  
── いつもは何を食べているんですか?
 
山崎:うどんですね。はなまるうどんです。お金ないので、はなまるうどんかコンビニ弁当ですね
    
小野:僕は実家なので、色々食べてます。ごはんは3杯くらいおかわりしますね。1日5食は食べます。
 
── 一緒にごはん食べに行ったりはしないんですか?
  
山崎:全くないですね。マックでネタ合わせしながらついでに食うってくらいですかね。
   
── ネタ合わせってそういう場所でするんですか?
  
小野:日暮里のサイゼリアとかマックとか、立ち稽古のときは、人目を気にせず駅前とかでやります。
  
── どんなネタをやるんですか?
   
山崎:基本は漫才ですね。あとはコントとか・・・
   
── どっちがツッコミなんですか?
  
小野:僕です。
  
── そういうのって最初に決めるんですか?
  
山崎:やりながらですね。出会ったのがネットなんでお互いよく知らないじゃないですか。まあ、今もよく知らないんですけど。
  
── ごはん食べに行ったりしないって言っていましたが、仕事以外で飲みに行ったり遊んだりっていうのは一切ないんですか?
  
山崎:ないですね。一切ないです。
まあ、ほぼ毎日会ってるんで、必要がないというか。ただ、プライベートで、普段なにしてるのか全く知らないですね。
      
── ちなみに、ギャラとかお給料って出るんですか?
  
山崎:仕事によってノーギャラとかあるんですけど、今のところ最高額は先月分の2万円ですね。
   
── それはひと月ですか?1本のギャラ?
   
山崎:一応1本なんですけど、お金が入ったのそれだけなんで、まあ、ひと月ですね。
  
小野:しかも、お笑い関係なくて、CMのエキストラの仕事なんですけどね。名前も出ないですし。
  
山崎:TBS「あらびき団」って番組に1回出て、放送されたんですけど、そのギャラは1回数千円でした。
  
── 厳しい世界とは聞いてましたが、なかなかですね・・・
   
山崎:交通費出れば良いほうですよ。
  
── お笑いをやる前は何をしていたんですか?
  
小野:僕は現役大学生なんですよ。この後も学校に行きます。
   
山崎:地元は長野なんですけど、東京の大学に入って3年で中退して、それからは東京タワーのギネス博物館で働いたり、そば屋で働いたり、仕事してました。
元々お笑い芸人を目指していたので、大学で相方みつかるかなと思ったんですけど、ぜんぜん見つからなくて、何度か組んだことはあるんですけどすぐ解散しちゃいましたね。
  
── 芸人になろうと思ったのはいつからなんですか?
    
山崎:幼稚園の頃から目立ちがり屋で、演劇で主役をやったり、高校で副生徒会長になったり、とにかく人前に立つことが好きでした。高校のときにお笑いブームが来て、友達と半分遊びでコンビ組んだりしてたんですよ。
  
小野:僕も高校からやってますね。
  
── よく来てくれるファンの方とかいるんですか?
    
小野:いないです。全然人気ないです。
 
山崎:どっちかと言えば俺の方が人気ありますけど。勘違いかもしれませんが(笑)お前、握手してくださいって言われたことないだろ。
  
小野:ないない。
    
山崎:俺あるぜ。
  
小野:・・・・・。
  
── 野望というか、目指すところってあります?
  
山崎:売れたときにやりたいことは、今までお世話になった人を全員無視するっていう・・・
  
小野:最低ですね。最低ですよ。
    
山崎:は?誰お前?って、今までお世話になった人ほど特に。
    
── 実際できなそうですけど。
  
山崎:実際、やらないです。というか、僕の性格上、できないす。「ありがとうございます」って言いながら、ひたすら土下座します(笑)

    
── 小野さんは野望とかあります?
  
小野:僕はおいしいもの食べたいです。
   
── わかりやすいですね(笑)他に趣味とかあります?
  
山崎:スポーツスタッキングっていうのをやってて、年代別の日本記録持ってます。年代別1位で、総合で3位ですね。元世界記録も持ってます。
見たことあると思うんですけど、カップを積んで崩すっていうスポーツです。おもちゃとかゲームって思われるんですけど、一応アメリカの体育の授業でやるスポーツなんです。まあ、競技人口が200人くらいしかいないんですけどね。
 
── すごいじゃないですか。
  
山崎:それで「あらびき団」に出たんですよ。それをやりながら漫才をするっていう。この特技でオーディション受けに行ったりしてます。
    
── 小野さんは特技とか・・・
  
小野:僕は食べる方ですね。食事担当でいきたいんですけど、なかなか食わせてもらえないんですよ。
    
── ビジュアル的な狙いってあるんですか?キャラ設定というか・・・
  
山崎:まあ、イケメンとデブですね。
  
小野:イケメンにしても中途半端、デブにしても中途半端でしょ。
  
山崎:中途半端芸人ですね。 
  
小野:まあ、太ってるとか、出すぎてますからね。僕はぱっと見顔が細いんで、首から上だけ見るとわからないんですよ。
昔は痩せてた時もあって、一度高校時代に100キロ超えて、これはやばいと思ってダイエットしたんですよ。
そのとき3ヶ月で37~8キロ痩せました。
  
── ええええ!それはすごいですね。
  
小野:まあ、また太ったんですけど。今も100キロくらいあります。
    
── それでは、最後に感想をおねがいします!
  
山崎:コンビで1つのものを分け合ったのは初めてでした。少し仲良くなれた気がします。
うなぎが、口に入れた瞬間に消えました。こんなおいしいうなぎを毎日食べられるように頑張りたいと思います。
  
小野:この世にはこんなおいしいうなぎがあるんだと初めて知りました。はやくTVに出て自分の力で食べに来られるように頑張ります。
  
── ありがとうございました!
    
   
[編集後記]
 
身体の大きい2人にひとつのうな重を分け合ってもらうのは、見ていてせつないものがありました・・・(笑)
しかし、限定10食のうな重は、さすがのボリュームと美味さでした。
平日は11時過ぎでも残っていることはあるが、土曜日は11時前から行列ができるとのことなので、食べたい方は並ぶべし。
       
TEXT BY:トミモトリエ
掲載日:2009.04.18
   

店名
いづもや 神田本店
住所
東京都中央区日本橋本石町3-3-4
電話
03-3254-0220
営業
平日 昼 11:00~14:00 / 夜 17:00~22:00
土 11:00~21:00
定休日
日・祝
カード
AmericanExpress VISA JCB DinersClub MASTER UC DC NICOS
席数
90席
HP
http://www.idumoya.com/

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